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国境のエミーリャ

作品紹介

1962年。
“鉄のカーテン”が降ろされている
極東の列島。

東西に分断され、壁に隔てられたトウキョウで
東から西へ人々逃がす脱出請負人として
危険な橋を渡る少女・エミーリャを待つ未来は…!?

“可能性としての東京”を舞台に
鉄道漫画の旗手が挑む新境地!
仮想戦後活劇!!
  • 作者プロフィール

    池田邦彦

    池田邦彦(いけだ くにひこ)

    1965年生まれ。東京出身。
    鉄道関連を中心にイラストレーター&ライターとして活躍。
    2009年、モーニング誌(講談社)掲載の『カレチ』にて連載デビュー後は漫画家として活躍。
    『甲組の徹』『グランドステーション』『山手線ものがたり』『シャーロッキアン!』など、
    鉄道をテーマにした作品を中心に著作多数。

    監修協力/津久田重吾

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既刊紹介

国境のエミーリャ 第9巻
最新巻情報
国境のエミーリャ 第9巻
2023年06月12日発売
定価: 715円(税込)
★冷戦直下。分断日本で生きる人々の物語。

資本主義を掲げる西側諸国。
共産主義を掲げる東側諸国。
第二次大戦後に世界は、主義を異とする東西に分断され、日本は列島の真ん中に“鉄のカーテン”が降ろされることになった───

そして時は1963年。
杉浦エミーリャは分断された東京の東側、東トウキョウで生きる19歳。
表向きは人民食堂の給仕係をしながら、東から西へと人々を逃がす“脱出請負人”として活動している。

冷戦直下のトウキョウで、彼女は様々な人々と向き合う。
米国の偵察衛星からの放出物を手に入れた青年。
料理人を隠れ蓑に“脱出請負人”として生きる男。
西側の新幹線に対抗すべく、東欧より招集された技術者。
そして、エミーリャに尋常ならざる執着心を持つ管理官。

数多の危機を乗り越え、壁なき世界の実現のためにエミーリャは危うい均衡の上に在る今日を生きる!!

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