2021年4月号

ゲッサン新人賞結果発表

2021年4月号

佳作

『橋の下』
『橋の下』

『橋の下』 36P
中口環太(21)京都府

あらすじ

失恋した久富は先輩に連れられ、橋の下でギターを教える“師匠”と呼ばれる老人に会う。変人だが、ギターの腕は確かな師匠のもとに通ううち、ギターが上手くなるばかりか、心の傷も癒えていくが…

編集部より

個性抜群。独特な世界観を持っている。背景の書き込みも、コマ割もバランスが良く、たしかな実力を感じた。このセンスを大切に、次はぜひ、強いキャラクターを作ることを意識してみて欲しい。

奨励賞

『人魚の真珠』
『人魚の真珠』

『人魚の真珠』 20P
相羽のえる(18)神奈川県

あらすじ

獣耳の生えた種族の子・コリンと人魚のサターニャは友達。だが人魚は見つかると大騒ぎになってしまうため、こっそりと親交を深めていた。ところがある日、大人たちにサターニャが見つかって…!?

編集部より

キャラクターの可愛らしさが目を引いた。絵も安定している。一方で圧倒的な長所や武器がわからなかったのが残念だった。自分にしか描けない作風やキャラクターが早く見つかるよう、作品を沢山描いて欲しい。

総評

 編集部員はいくつかのポイントに沿って応募作品を審査しています。その参考になるのが、上の円グラフの指標です。全てのポイントが高ければもちろん素晴らしいですが、その中の一つが圧倒的に優れている場合も高評価の対象になります。今回佳作を受賞された中口さんの作品は、圧倒的にオリジナリティーが高く評価され、まとまっていても、突き抜けたところのない作品が多かった中で、目を引きました。プロの漫画家の卵を探す、という賞の目的がある以上、一定以上の画力を求めていることも事実ですが、それと合わせて、自分の作家としての個性や、自分にしかできない表現、他の人に負けない長所が何かを考えて作品作りに活かして頂きたいです。