奨励賞1本という厳しい結果になりました。今回は、あと一歩受賞に及ばず、という印象の作品が多かったことが残念でした。厳しい言い方をすると、詰めの甘さが目立つ作品が散見されました。プロとして活躍できる人材を探す目的の本賞ですので、ギリギリまでこだわって取り組めている作品かどうかは、評価の比重を高く置いているポイントです。月並みな表現ですが、編集部としては、「頑張れる人」と仕事がしたいと思っています。背景へのこだわりや、絵の完成度、キャラクターの一貫性、ストーリーの巧みさ、コマ割りや演出、どこか一つでもかまわないので、「これだけは人に負けない」という意識を持って取り組む部分を作っていただきたいです。