2023.02.10
2023年3月号 新人賞結果発表!受賞作品はこちら!!!
『会長は断れない』 32P
吹雪旬(28)東京都
あらすじ
断るのが苦手な生徒会長は、先生にセクハラをされ、雑用を1人で請け負って、疲弊していた。見かねた生徒会の後輩・吉崎は、そんな会長が「断れる」ようにあるレッスンを課すが…!
編集部より
アナログの丁寧な絵作りが好印象。演出も構成もこなれている。ひとりのキャラクターを等身大に描き、成長をじっくりと描けているところがとても良かった。今後は何か突出したオリジナリティーの獲得を期待している。
『今日、世界が終わったらおやすみ』 26P
霧桐きり(26)東京都
あらすじ
隕石が落ち、滅亡しかけている地球で二人暮らしをする少女。実家に帰ることもできず、テレビの放送も終わった世界で、推しのDVDなどを観て最後の時を過ごしていたが――
編集部より
よくある設定ではあるが、それを舞台装置として上手く使い、メイン人物2人の関係性がよく描けていた。意外性のあるラストと、それに付随する心情描写も達者。今後は経験を重ねて、キャラの幅を広げていこう!
『魚介系エイリアン』 38P
ふくい(20)兵庫県
あらすじ
一見普通の女子高生に見えるすずは、エイリアンに体をのっとられている。人間を食うため、学校生活を送ろうとするが、ろくに会話もできないまま、親友のさなと出かけることになり――
編集部より
美少女とグロテスクなエイリアンとの掛け合わせは面白い。ただし、画面構成がわかりにくく、拙さが目立ってしまっていた。一作目ということなので、これからの原稿に期待したい。
沢山のご応募ありがとうございました!応募総数が多かっただけでなく、佳作2作、奨励賞1作という結果で、楽しく審査いたしました。佳作のお二人は、読みやすさをしっかりと意識した原稿づくりに、大きな期待が寄せられました。読切をたくさん描き、一刻もはやく連載デビューを目指して下さい。奨励賞のふくいさんは、本作が一作目ということでしたが、非常に興味深い感性で、この先の成長を心から期待しております。頑張って下さい。