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2023.01.12

2023年2月号 新人賞結果発表!受賞作品はこちら!!!

 

 

ゲッサン新人賞結果発表

2023年2月号

佳作

『まぼろしとポエジー』
『まぼろしとポエジー』

『まぼろしとポエジー』 30P
鯖田凪生(26)東京都

あらすじ

学校で目立たない存在の男子高生・浦田は生物科の黒川先生が顧問を務めるペン字部に入部している。先生を想いながら、隠れて詩を書き続けていた浦田だったが、それが先生にバレて…!?

編集部より

絵が魅力的で、演出も構成もよく練られており、見せ方が達者。卓越したセンスを感じる。セリフにもこだわりが感じられるが、セリフに頼りすぎず、しっかりと絵で見せようとしているところが好印象だった。沢山描いて一日も早い連載デビューを!

奨励賞

『血の王?』
『血の王?』

『血の王?』 39P
オオスガケン(26)千葉県

あらすじ

「血の王」の継承儀式にトマトが混入し、特殊能力として出せるはずだった血のかわりにトマトケチャップしか出せなくなってしまった王・ガイアン。能力について隠し通してきたが――!

編集部より

独特の感性、妙な魅力を感じた。やりたいこと自体は面白いが、表現力が追いついていない印象。まずは全体的な画力を引き上げて欲しい。コマ割りが単調だったり、背景の処理が見づらいことも気になるので、より「見せ方」を追求しよう!

総評

 今回受賞された二作に共通していたのは、一貫したセンスです。とくに佳作を受賞された鯖田凪生さん『まぼろしとポエジー』が突き抜けていました。絵の魅力が際立ち、セリフ、カメラワーク、コマ割と、随所に美意識を感じさせる作風で、今後の作品が非常に楽しみです。一方オオスガケンさんの『血の王?』はユニークな感性が目立っていました。作品講評にも書いたとおり、表現力には課題が多いですが、担当としっかりと組んで、一作でも多くの作品をこなし、デビューを目指しましょう。今回受賞にいたらなかったみなさんも、ぜひご自身のセンスについて一度考えてみて下さい。たしかにセンスは一朝一夕で身につけることが難しいものですが、生まれつきのものでもありません。知識や経験を重ね、ご自身のセンスを磨いていきましょう!