今回の審査は奨励賞が1本と少し物足りない結果でした。しかし、その結果の割に個性やメッセージ性のある見応え十分の作品も多かったように思います。受賞に結びつかなかった理由は、それらが少しグロテスク過ぎたり、趣向が偏り過ぎたりして、読み手を選ぶ作品だったためだと思います。他作品とは違う個性やこだわりを持つことは重要ですが、それがイコール面白さではありません。自身で良いと思った物をそのままぶつけるのではなく、「読者にどのように見えるか？」という視点で表現を精査してこそ、プロへの道が拓けるのではないかと思います。次回もたくさんのご応募をお待ちしております！