2021.11.12
2021年12月号 新人賞結果発表!受賞作品はこちら!!!
2021年12月号
『ドラウゲン』 45P
天ノヒロフミ(20)東京都
あらすじ
世界征服を目論む怪人組織「ゴッサマー」を抜け人間の為に戦う事を決めた元・怪人フリマ。彼女は同じく組織に対抗する謎の存在「ドラウゲン」に出会うが…!?
編集部より
アクションシーンは巧みで、ストーリー展開も分かり易い。なによりも描きたいものがしっかり定まっているのが良い。課題は画力!描線にもっと緻密さが欲しいところ。
『もったいないお化け』 10P
桃井元気(25)兵庫県
あらすじ
食事中の主人公の前に現れたのは冷凍庫に入っていたマダコ。しかも他の残りものの食材も吸収し、ただのマダコではない!さぁ!早く私達を召し上がってください!
編集部より
かなり突飛なお話だがスッキリとした画面構成、要点を押さえたセリフ運びで読み易かった。次回作は是非もっと共感を得やすい物語を、もっと長いページ数で!
『帰省』 32P
フリル地獄(22)東京都
あらすじ
大学二年の五月、実家に帰省したユミは、母に「祖母に会いに行くように」と言われそれが億劫だった。別に嫌いなわけではない。でも何故こんなに心がざわつくのか?
編集部より
言葉に表せないような気持ちを表現しようとする気概は素晴らしいが、まだ表現力が足りていない。どんどん描いてレベルアップを!
今回の審査結果は佳作が一本、奨励賞が二本となりました。佳作の『ドラウゲン』はスピーディーで迫力のあるアクションシーンが受賞の決め手でした。それに一歩及ばずの『帰省』『もったいないお化け』はセンスは感じられるものの明確に光る部分が不足していたように思います。新人賞に限らず、「自分の描きたいもの」を「どう上手く伝えるか?」が結局は一番の要点になるのだと思います。なんとなくの表現では、意外なほど読者には伝わりません。ペラペラとページをめくる手が思わず止まる、そんな表現がキラリと光る原稿を目指してください。次回もたくさんのご応募をお待ちしております!