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作品紹介
1962年。
“鉄のカーテン”が降ろされている
極東の列島。東西に分断され、壁に隔てられたトウキョウで
東から西へ人々逃がす脱出請負人として
危険な橋を渡る少女・エミーリャを待つ未来は…!?“可能性としての東京”を舞台に
鉄道漫画の旗手が挑む新境地!
仮想戦後活劇!! -
作者プロフィール
池田邦彦(いけだ くにひこ)
1965年生まれ。東京出身。
鉄道関連を中心にイラストレーター&ライターとして活躍。
2009年、モーニング誌(講談社)掲載の『カレチ』にて連載デビュー後は漫画家として活躍。
『甲組の徹』『グランドステーション』『山手線ものがたり』『シャーロッキアン!』など、
鉄道をテーマにした作品を中心に著作多数。監修協力/津久田重吾
既刊紹介

定価:本体591円(税別)
日本東西分断の戦後を描く仮想歴史活劇!
時は、冷戦最中の1962年。
舞台は、敗戦後に戦勝国による分割統治のあげく
冷戦の激化により国そのものが東西に分断されてしまった日本。
国境の街となった東京にはベルリンさながらの強固な壁が築かれ
人々は往来の自由を奪われてしまった。
そんな街で西への亡命を望む人々が頼るのが“脱出請負人”という存在。
東トウキョウに住む杉浦エミーリャもその一人。
表向きは十月革命駅(旧・上野駅)の人民食堂給仕係をしながら、
裏で危険な仕事を請け負っている。
当然彼女は、当局によってその身を狙われる存在。
中でも民警(ミリツィヤ)国境犯罪捜査課警部・ウラゾフは
エミーリャの逮捕に執念を見せる危険な男。
やがて彼の地道な捜査が結実し、
エミーリャの身に最大の危機が…!!
ソ連による実質支配下にある日本人民共和国を舞台に
赤みがかったノスタルジーを届ける都市活劇!
緊迫の第3巻!!