2012年も残りあとわずか…

師走ですね。

 

談志師匠の「芝浜」が聴きたいが、もう聴けないんだなぁ。

 DVDで我慢します。

 

 

さて本誌の方でも書きましたが、

 12日に発売されたゲッサン1月号が今年皆様にお届けする最後のゲッサンです。

 2012年も無事に12冊のゲッサンを皆様にお届けすることができました。

 感謝しております。

 

 

 

今年はおかげさまで多くの将来有望な作品群が生まれ、

 ゲッサンの未来は明るい光に包まれています。

 

なので、2013年は何はともあれ新人作家さんの抜擢に徹します。

 新人作家さんは5年後10年後の未来を支える力です。

 その力を今蓄えてこそ、10年15年後に盤石の地力を身につけられるのです。

 

 

 

漫画雑誌というのは「スローフード」ならぬ「スロービジネス」です。

 いや、「超スロービジネス」と言った方がいいです。

 一人の漫画家さんが持ち込みから大ヒット作家に育つまでには

長い時間を必要とします。

 その集合体である「漫画雑誌」もまた、「熟成」までに長い時間が

必要となります。

 

なので日本中で発行されている漫画雑誌の現在の姿は主に

 「未来のために荒野を耕している表層」と

 

「3年前〜5年前の努力の地層」と

 

「10年前の努力の地層」

 

の3つに分けられます。

 

 

なので、この3つの地層を観察すれば、その漫画雑誌が現在置かれている状況が

 正確に把握できるわけです。

 現在あまり調子が良くなさそうに見えて未来への確かな歩みを始めている

雑誌もあれば、

 絶好調に見えて近い将来奈落の底に堕ちることが決まっている雑誌もあります。

 いい漫画雑誌だけど3〜5年前に少しサボったんだなということが

かったりもします。

 

プロスポーツチームの栄枯盛衰と似ていますね。

 

 

なので、僕が来年抜擢した新人作家さんたちの才能がいつ覚醒するのかなど

 漫画の神様などではない僕にはわかりません。

 

でも、抜擢し続けます。

 

なぜなら、僕は雑誌の編集長として

 脳裏に映る風景を「3年後の風景」「10年後の風景」「20年後の風景」に

分けて見ることにしているからです。

 

 

ゲッサンを創刊号から応援してくださっている皆さんも

 最近読み始めた皆さんも

 2013年のゲッサンのチャレンジを楽しんでいただければ幸いです。

 

 

 今年も一年本当にありがとうございました。

 

どうか皆様、よいお年を———

 

 

 

 

ゲッサン編集部 市原武法